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出産準備クラス~Natural Birth~

日本でも母子学級のようなものがあると聞きましたが、ダラ子の出産予定の病院でも、下記のクラスが無料で受けられました。

要予約のクラス
・Natural Birth Class(自然分娩)
・Child Care Basic (子育て基礎)
・Breastfeeding Class (母乳育児)

予約不要のクラス
・Hospital Tour (病院ツアー)

どのクラスにも「旦那さんが一緒に出席することをオススメします」との文章がありました。仕事をしている人向け前提なのか、すべてのクラスが週末の午前と午後に分かれてありました。
ダラ子は英語の勉強にもなるし、全部出席してみようと思い、電話とメールで予約しました。
電話はいつでも苦手ですけど・・・頑張りました。けっこう親切な方で好印象。
それぞれのクラスについて、少しまとめたいと思います。

1)Natural Birth Class
なんと、4時間ぶっ続けの長期戦のクラス!(笑)講師はこの病院で働く助産師さんです。
アメリカでは「無痛分娩」が主流だと聞きましたが、意外にも自然分娩を望む夫婦もいるようで、そのような方対象のクラス。6組くらいの参加者がいて、ほとんど旦那さんも一緒に参加していました。人種も様々。麻酔を使わない、日本では当たり前の自然分娩についての説明がなされ、どのように陣痛の痛みを和らげるかについて、指導がありました。ビデオを見たけど、その中の人たちは麻酔を使っていないようで、痛そうで・・・・ダラ子もドギマギしながら見ました。赤ちゃんが出てくるシーンも映りそうだったので、ダラ子はその部分は見れず(笑)、夫にも「見なくていいよ」と言ったんだけど、見てしまったようです。。。ダラ子は高校の授業で出産シーンを見たことがあって、とってもショックだったんですね~~こんなんで出産できるのか!?って感じですが・・・

無痛分娩でも、どこの時点で麻酔(一般的なのは Epidural(エピドラル)を打つかを医師と話し合うことができるようです。陣痛の始まりに打つのか、究極のときに打つのか・・・いずれにしても、妊婦の希望が通されるようで、人まかせではなく、自分で考えないといけないんだな~と改めて感じました。

他にも、氷を使った陣痛の疑似体験があり、何もしないで氷を握っているときと、深呼吸をしたり、動き回ったりしているときの氷の冷たさの感じ方が違うし、時間の経過の感じ方も違うということがわかり、陣痛のときにはいかにして気を紛らわせるかが大事なのだ、と学びました。

このクラスで面白かったのが、妊婦とそのパートナー(夫や親など)に、出産のときに相手にどうしてほしいか、どう対応したいかというアンケートがあったのですが、それを見比べるのが面白かったです。
たとえば、ダラ子の場合、「静かにそばにいて支えてほしい」っていうのを選んでたのですが、夫は「ギュッと手を握り締める」というのを選び、お互いの需要と供給(?)が合っているので良かったです(笑)。
ちなみに、妊婦さんは「静かにそばいにてほしい」と思っているのに、旦那さんは「君ならできるよ!がんばれ!と励ます」というのを選んで、お互いの希望が合ってない場合があったそうです。
事前にどういうふうにしたいかを話し合っておくといいですよ、と講師の方が仰ってました。

英単語に触れる機会にもなり、とても勉強になりました。また出産について身近に感じたし、夫ともゆっくり話す機会がもってたので、参加してよかったな~と思いました。

ちなみに、クラスの最初に、出産予定日・名前・旦那の名前・赤ちゃんの性別(わかっていれば)・このクラスをなぜ採ったか・このクラスで何を学びたいか、を自己紹介形式でみなさんの前で話さないといけなくて、少し緊張しました~~通じてよかった(笑)

また次回、他のクラスについても書きたいと思います。

ダラ子。

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産婦人科(OBGYN) ~その2

今回もアメリカの産婦人科について書きたいと思います。気になった点をまとめてみました。

1)毎回の体重チェックについて

毎回の検診でチェックされる項目は、
・尿検査
・血圧
・体重
・赤ちゃんの心音確認
・おなかの大きさの計測
・先生への質問

エコーは毎回ではありません。それから先生への質問時間も一瞬で終わるので、事前に準備しておかないとあっというまに過ぎます(笑)。

体重についてですが、靴を脱いだりコートを脱いだりもしないので、その日の服装によってはけっこう体重のばらつきがあるのではないか、、、と思います。ブーツとかは履いていかないほうがいいですね。大ざっぱだな~って感じです(笑)

日本で妊娠したことがないので、詳しくはわかりませんが、日米両方で妊娠した友達曰く、アメリカは全体的にやはり大ざっぱなよう。
体重増加についても、先生に注意されることは皆無。増えていると「Great!」と言われるのみ。
それから基本的にポジティブ思考?なイメージで、悪いことは起きてから考える、というスタンス。それがいいのかどうかはわかりませんが、無駄に不安にならなくて済むという点は良いのかな~って思います。日本は先にあれこれ可能性を考えてから、っていうのがあるんじゃないかな、と思うのです。それにより問題を未然に防ぐこともできるのだと思いますが。

2)血液検査について

血液検査は何回かありました。いろんな病気のスクリーニングを兼ねています。その結果についても、先生から「もし問題があれば、次の検診を待たずにすぐに電話で連絡します。連絡がなければ、問題ないということです」と説明がありました。これはすごくいいな~と思いました。次回の検診までドギマギする必要がないですしね。

3)妊娠中のサプリ

サプリ王国(?)のアメリカ。もともとダラ子はサプリを飲まない主義ですが、今回ばかりは先生のおっしゃる通りに飲みました。妊婦用の、葉酸を含むその他いろんな成分の入ったサプリです。
しかしながらこのサプリは大きいこと大きいこと・・・日本のサプリって絶対もっと小さいと思うのですが・・・丸飲みするのがけっこう辛くて、とくにツワリのときは飲むのに一苦労でした((+_+))

このサプリの処方もおもしろかったです!クリニックで処方されると、どこのドラッグストア(CVS Pharmacy や Walgreens)にするか決めて、そこに処方箋が送られて、自分でピックアップするシステムなのです。準備ができると、自動音声の電話がかかってきます。英語を聞き取るのが大変ですけど(笑)でも便利なシステムですよね♪
サプリがなくなったら、またドラッグストアに行って、名前と生年月日を伝えるだけで、次のリフィルがもらえます。いちいち処方箋をもらいに行かなくていいので、簡単です。合理的!

4)妊婦糖尿病検査

アメリカでは妊婦全員が糖尿病検査を受けます。(Sugar test, Glucorse testといいます)
激甘!のジュースを5分かけて飲み、そのあと血液検査をします。
ダラ子は朝イチで検査だったのですが、朝ごはんを食べてしまって検査が受けられず翌日になってしまいました((+_+)) 朝イチだと朝食は食べてはいけないようです。念のため、医師側に確認したほうがいいと思います。

5)出産する病院はまた別~!

毎回通っているクリニックとは別に、出産する病院にもレジスターする必要があります。
クリニックの医師が提携している先の病院で出産することになります。
レジスターの方法は病院によって違うと思いますが、ダラ子のところは、クリニックからの書類の中に病院に提出する用の紙が入っていて、それに記入して郵送しました。

また何か思い出したら、その3で書きたいと思います~!

ダラ子。

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産婦人科(OBGYN)~その1

アメリカで妊娠したダラ子ですが、その時のことについて書いてみたいと思います

ダラ子は、生理予定日が1週間過ぎたときに、初めて妊娠検査薬をトライしてみました。妊娠検査薬はスーパーやドラッグストアでたくさん売られています。今までも何日か生理が遅れることはありましたが、がっかりしたくもないので、充分に時間を置いてからのチェック(笑)。すぐに妊娠の方にラインが出たときは、本当にびっくりしました。

インターネットで日本のサイトで見ると、「陽性が出たら、すぐ病院へ」「陽性が出たとしても正式な妊娠かどうかわからないので、まずは病院へ」といった文句が並んでいます。嬉しい気持ちもつかの間、今度は子宮外妊娠とかじゃないか心配・・・ということで、友達に教えてもらった産婦人科(OBGYN)に電話してみることに。
※ちなみにダラス近辺には、日本語が通じる産婦人科は現時点ではありません。

アメリカでは、妊娠検査薬で陽性が出たら、妊娠確定です。陽性が出れば正常妊娠とみなされ、8週目まで待って、やっと初診の予約ができます。
この8週の間はけっこう辛かった・・・誰にもまだ妊娠を明かせず、少しツワリみたいなのも始まってましたしね・・・

そして初診の日。
クリニックは完全予約制なので、待ち時間はなし。
まず最初にたっくさんの書類への記入があります。既往症の確認などですね。辞書を持っていくことをオススメします。
クリニック内には個室がたくさんあって、そこに妊婦は通されて、その個室に先生がやってくる、というシステムです。日本のように、先生のお部屋に行く、という感じではないんです。ダラ子は検診は結局毎回夫と行きましたが、待合室を見ても、旦那さんと来ている妊婦さんがとても多かったのが印象的です(*^-^*)

日本のサイトだと、内診があるのでワンピースやスカートを履いていきましょう、なーんて書いてありましたが、アメリカの場合は、着替えを渡されるので服装を気にする必要はなかったです。
着替えとはいっても、布きれ一枚ですが・・・(笑)

子宮がん検診のときに、日本の産婦人科で内診を受けたことがありましたが、そのときは先生と自分のあいだにカーテンがあったり、足を広げる台が自動で動いたり、けっこうハイテクなイメージだったのですが、このクリニックは超古典的(笑)。手動の台で、しかも先生との間にカーテンなんかなくて、丸見え状態でした・・・(笑)。一応、布きれで隠してる風でしたけども(←隠れきれてない)。こんな風景を初めて見たであろう夫は、少し青ざめていましたよ・・・。

それから超音波検査(sonogramといいます)もありました。心音を確認して、赤ちゃんがちゃんと元気に動いていることを確認。「おめでとう~!」と言われました。

それからドクターといろんな話し合い。妊娠&出産に関する厚い本を渡されて(もちろん英語)、「ここに大事なことは書いてあるからー」とのこと。日本の出産&育児本とは違い、絵も少なくほとんど文字で読むのが大変だったけれど、詳しく書かれていてためになりました。

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食事のことが気になったので、食べてはいけないものについて聞いてみたところ、生の魚(刺身、寿司など)は避けるように、また火を通していない野菜はよく洗うこと、チーズも気を付けるようにと言われました。

検診の回数ですが、
・28週までは、4週間ごと
・28週~36週までは、2週間ごと
・36週以降は毎週

というスケジュールです。日本だと最初は2週ごとらしいですが、おそらく、最初の頃は何か問題があっても、医師が助けることができないから、4週間ごとになってるんじゃないかと思います。

検診の内容ですが、
・尿検査
・血圧
・心音の確認

上記3つが毎回のチェック項目です。たまに血液検査があったりしました。
内診は37週までありませんでした。
エコー(sonogram)は保険や、胎児の状態にもよるのですが、2~4回とのこと。ダラ子はけっこう思ったより見ることができました。日本は毎回らしいですね!!
どうやら、アメリカでは、必要以上にエコーを見るのは胎児に良い影響を与えない、という観点があるようです。

ところで、このクリニックのシステムでとてもいいな~と思ったのが、オンラインで予約状況や検査結果が見られることです。特に英語が母国語ではないダラ子たちにとっては、読んでチェックできるというのは、大変助かりました。電話で聞くのも一苦労ですからね・・・。

そういえば、初診で次の予約をするのを忘れて帰っても、連絡は自分からしないと来ませんでした(笑)。自分から動かないと、本当にだめなんだな~と再度感じた出来事でした。

以上、つらつらと書いてみましたが、他にもまた書きたいことがあるので、また次回。

ダラ子。