今回は実技試験について。
実技試験での主なチェック項目としては、スピード厳守、STOPサイン(日本でいう一時停止)、Parallel parking (縦列駐車)、バック走行、などがあげられていました。
土地の広いダラス。ていうかテキサス。パラレルパーキングする場所なんてほとんどないだろうっ!ってツッコミ入れたくなりましたが、テストがあるから仕方なく・・・。
Driving Centerで、週末は勝手にパラレルパーキングの練習ができるので、試験予定日前の週に近くのセンターに夫と練習しに行きました。練習ではまーまーな感じ。
そして、いざ本番。
ダラ子が受けたのは、Fortworth Mega Centerというところ。車で40分くらいかかりました。予約は時間ごとで細かく区切られていて、ダラ子の予約は午後1時からだったのですが、午前中にも用事があったので、会場に着いたのは11時半くらいでした。
「早く着いたら早く始められたりするかなぁ~」
と軽い気持ちで、一応、受付の人に書類を出したりしたら、
「1番レーンに車停めて待ってて」とアッサリ。
「1時の予約なんですけど、もう受けられるんですか?」
と聞いたら、
「あなた、1時まで待ちたいの?」
(笑)
ということで、思いのほか、かなり早めに受けることになったダラ子((+_+))
それはそれで焦る、っていう・・・。
夫には待合室で待っていてもらい、ダラ子だけ運転席に乗り込んで、1番レーンへ。
何台か前に停まっていました。
女性の教官が出てきて、まず、身分証明書の提示などを求められました。
そして、ブレーキを踏んでみて、とか、方向指示器を出してみて、とか言われるので、その言われたように操作しました。
しかしながら、、、ハウエバー、
「あなた、車の前方にライセンスプレート(車のナンバーが書いてあるプレート)が付いていないわね。前と後ろに付いていない車では試験できないの」
と言われました。
たしかにダラ子の車には前にはライセンスプレートを付ける場所がなかったので、後ろに2枚くっつけていました。
「後ろに2枚付いています」
と言ってみたのですが、
「ダメ、前後に付いていないとだめなの、取れる?」と言われる始末。
仕方なく、レーンから一回外れて、夫に電話して、一緒にプレートを外しました。
でもどうやって付ければいいのだ・・・
そもそも車に付けるところがないのだから・・・
夫ともいろいろと考えたけど、しょうがないから、前方の車の窓のところに見えるように置いてみて、これでもだめって言われたら、一回家に帰ってから夫の車で来るしかないか・・・と半ば泣きそうになりました・・・
そして、もう一度レーンに戻ると、先ほどの厳しめの女性教官ではなくて、もう少し年輩の優しそうな女性教官に担当者が変わっていました。
「あ、あの、先ほどライセンスプレートを取るように言われたんですけど・・・」と話して、「付けられなかったので、ここに置いたんですが・・・」と言ったところ、
「先ほどの人は、どうやって取り付けたらいいか、と言ってたかしら?」と聞かれ、
「いえ、何も・・・。でも取り付けるところがなくて・・・」と言ったら、
「靴紐はある?またはパーカーの紐でもいいの。それで、その前部分に紐を通して付ければOKよ」とのこと。。。
く、靴紐?
たまたまその日ダラ子が履いてた靴はスリッポンで、靴紐がなく・・・夫の靴紐を借りるしかない!と思い、もう一回レーンを外れて、夫を呼び出し、夫の靴紐を取り外し、車の前の部分に通して、プレートを付けました!!!斜めってたけど、もう仕方ないから、その状態でもう一回レーンへ。
「Good job!! You made it!!(よくやったね!)」と褒められました(笑)
もう靴紐のことでパニックだったから、さらに緊張していたダラ子。
その優しい教官が隣に乗ってくださって、「私はあなたを緊張させるためにいるわけじゃないからね、あなたの味方だから、リラックスしてね。」と言ってくれました。
そして、わかりやすいように英語も丁寧に話してくれました。すごく優しくて泣きそうになりました。
教官の指示に従って運転し始めました。最初にバックやら、パラレルパーキングをやりました。
パラレルパーキングは、自信をもって停めるのが大事、とお友達から聞いてたので、「全然寄ってないな・・・」と思いつつも、「OK!」と言ってみたら、
教官がドア開けて「well,,,, far away うーん、、遠すぎるね」と言われました・・・
「は!じゃ、やり直しますね!!」とダラ子が言ったところ、「いやいいの、そのままで。次に進みましょう」とのことでした( ゚Д゚)
センターの周辺の何もないエリアをひたすら指示通りに走っておそらく10分くらいかなぁ~・・・気づくと速度がめっちゃ遅いときもありましたが(笑)、自分なりに丁寧に走ったと思います。
そしてセンターの入口に戻ってきて、ドキドキの瞬間。
「これがあなたのスコアです」と言ってその場で結果を聞きます。
「右左折のときのハンドルの手がちょっとぎこちないわね、そこが少し減点。あと、パラレルパーキングは Bad, バック走行も曲がってて Bad、でもスピードもよかったし、ちゃんと方向指示器も出していたし、落ち着いて走っててよかったわ。今日、免許を持って帰れるよ、おめでとう」と言われました\(^o^)/
やったー!!
というわけで、少し教官が作業をして、仮の免許証をその場で受け取ることができました!
正式な免許証は2週間後だったかな、郵送で届きました。
運転免許ってほとんどの人が持っているし、ほとんどの人にとっては当たり前のことだと思うのですが、ダラ子にとっては、本当に本当にストレスで、だから今回の取得は本当に嬉しかったです。どんな試験よりも嬉しかったような・・・(笑)。筆記とかなら暗記したり勉強したりでなんとかなるけど、実技って本番一回だから、本当に緊張する・・・・。あー今思い出しても、受かってよかったな、って思います。
ちなみにライセンスプレートですが、テキサス州は数年前までは1枚だけでよかったらしいのです。
でも最近2枚付けないといけなくなったようで、ダラ子みたいに古い車に乗っている人は、もともと車に取り付けるところがないんです。そんな車を売っていいのか!?って感じですが・・・。
またひとつ勉強になりました。車のディーラーに頼んで、取り付けてもらうことにしました。
これからも安全運転に努めます!!
靴紐事件のおかげで、優しい教官に当たったダラ子。もしかしたら、最初の厳しい教官に当たってたら、受かってなかったかもしれませんね・・・(笑)
ダラ子。